【法土会42】 50周年を終えて
法土会42は、昭和42年法政大学工学部土木工学科(現 都市環境デザイン工学科)に入学した同級生の集まりです。世の中では、かなり珍しい同期会でなないかと思っております。
我々の仲間で何故このような会が出来たについてご紹介させて頂きます。
当時土木工学科は小金井校舎(現 市谷田町校舎)で学んでいましたが学園紛争が活発化していて本校から全学連が小金井校舎も封鎖するとのうわさが立ち、我々は学校を守るため生協食堂に泊り込み、全学連に対抗していました。幸いにも封鎖には至りませんでしたがその泊まり込んだ多くの学生は工学部の5学科のうち土木工学科の学生が圧倒的に多く、夜での寒さと怖さから酒を飲み大いに語り合ったことで昭和42年入学者が一気に友となりました。
また、法政3羽ガラス(富田、田淵、山本+山中)により六大学野球3連覇での優勝パレードのちょうちん行列に参加して、神楽坂で大いに飲み明かしたものです。
こういった関係が卒業後も5年毎に同期会名も「法土会42」と名付け、北は北海道から南は沖縄で地元出身者に幹事をお願いして、50年間継続してきました。
卒業50周年を2021年に開催するつもりでしたがコロナ禍により出来ず2年遅れの今年となり、2023年11月1日〜11月3日の2泊3日で行いました。
初日は、午前中懐かしい小金井校舎を見学、その後田町校舎に移動し、久しぶりの教室で宮下、内田両先生(デザイン工学部都市環境デザイン学科)に土木工学科から都市環境デザイン工学科の50年の変遷のご説明を受けました。出席者全員50年の変遷に隔世の感を覚えたところです。二日目は土木屋らしく春日部にある防災地下神殿を見学し、夜の大宴会になります。毎度のことながら大いに盛り上がり応援団OBのもと「法政大学校歌」を熱唱し、お開きになりました。
最終日は若干二日酔い気味ではありましたが次回の再会を誓い50周年をおわりました。
最後に、我々にとっては忘れられない恩師の西谷先生がお体のご不自由のなか、小金井校舎にお越しいただき、お祝いのお言葉をおかけ頂きました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。
法土会42 永久幹事 中井 正人