活躍する卒業生Vol.32 島 さえの さん（日本航空株式会社）

私は高校時代に英語圏、ドイツ語圏に語学留学の経験があったため、大学では留学必須の国際文化学部に入学しました。
国際文化学部では、“共生社会”をテーマに、文化間で起きているさまざまな事象について自由に学ぶことができ、文系･理系の比率や男女比の偏りも少ない学部で色々な人と出会えました。
2年次にスイスに留学をしたのですが、食･人･ライフスタイルの全てが新鮮で、視野を広げることのできた貴重な経験でした。世界中から集まる学生たちと共に学べた経験が、現在の仕事を選ぶきっかけとなりました。

学業以外では、大学や学部の良さをたくさんの人に知ってもらいたいという想いで、 4年間オープンキャンパススタッフとして「個別相談」という部署で、活動をしました。
オープンキャンパス当日に来場する学生、保護者の方々に気軽に相談していただけるよう、大学と連携を取る工夫などをしていました。
当時高校生だった参加者が後輩になることも少なくはなく、また活動を通じて、学部外の友人もたくさんできたことは、かけがえのない思い出です。

また、地元である沖縄に貢献したいという想いから、本州では珍しい学内にある沖縄文化研究所に通い、南洋群島について学んだことも私の財産となっています。

それ以外にも、たくさんのアルバイトに挑戦しましたし、さまざまなことに果敢に挑戦する充実した大学生活だったと思います。

大学卒業後、日本航空株式会社に入社し、客室乗務員として国内線、国際線の乗務をしています。
乗務において私が大切にしていることは、お乗りいただくお客さまとのコミュニケーションです。
さまざまな国の方々と機内で接するため柔軟な対応が求められますが、文化的背景や価値観を理解した上でお客さまの心情を察しながらコミュニケーションを図り、ご要望に応えられた時は、とても嬉しくやりがいを感じます。

現在はフライトをしながら、『JALふるさと応援隊』九州地区担当の一員として、地域活性化の取り組みやPR活動を兼務しています。
具体的には、イベントの司会、物産展でのご案内、お仕事講演など、これまでの乗務経験を生かした企画を中心に担当しており、地元の方と触れ合い、絆を深めながら各地域の美味しいものや見どころを国内外に広く紹介するなど、学びながら楽しく活動をしています。

今後の目標は、「心とカラダのバランス」を大切にしながら、より健康にキャリアアップをしていくことです。
充実した人生を歩んでいくためには、心身ともに健康であることが重要だと考えています。
また食べることが好きなので、栄養学、予防医学を学んでおり、現在パーソナルヘルスアドバイザーの資格取得に向けて取り組んでいます。
仕事もプライベートもさらに充実できるよう、バランスを大事にしていきたいと思います。　

感謝の気持ちを忘れず、これからもステップアップしていきたいと思います。

忙しさに負けず、心に余裕を持って歩んでいきましょう！
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。