活躍する卒業生Vol.3 勝俣樹理さん（ソニー・ミュージックエンタテインメント）

学生時代はオープンキャンパスのスタッフとして4年間活動しました。私は当時のキャリアデザイン学部の全入試形態を受験していて、その経験を自分の強みとして来場者の皆さんにお話しました。特に思い入れがあることは、私が相談にのった受験生が翌年に入学し、同じスタッフとして活動してくれたことが、大変嬉しかったです。この経験から、カウンセリングや人の生き方についてもっと勉強したいと思い、キャリアカウンセリングが主軸のゼミに入りました。

ゼミでは授業の一環として北京でインターシップをしていたので、『海外駐在員におけるメンタルヘルスケア』を卒業論文のテーマとして研究しました。この時に勉強したことは、社会人になった今でも自分の糧となっています。

また、課外活動ではバンドサークルに入部して、ボーカルとして校内を中心にライブ活動を行っていました。音楽が本当に好きだったので、音楽業界で働くことが学生時代からの夢でした。その夢を叶えて、現在はアイドルグループのアーティストマネージャーとして、昼夜問わず休日もイベントやライブなど全国各地で一緒に稼働しています。仕事内容はスケジュール調整、現場同行、グッズ制作、ライブ制作、プロモーション活動など細かい作業も含めると、ありとあらゆることを担っているので、タスク管理が非常に難しい仕事ですし、何より体力と健康が一番大切です。しかし、様々なことを瞬時に決断して運営することに大変やりがいを感じますし、何よりもお客様が喜ぶ姿を見ると疲れが吹き飛びます。

今後の目標はアーティストケアについてもっと勉強することです。それぞれのアーティストたちが持っている才能を伸ばしつつ、彼らが自分の人生を振り返った時に音楽活動以外にも頑張ったことや、自分が将来になりたい姿などを一緒に見つけてあげたいと考えています。活動を辞めた後にどうやって生きていくか悩んでいる方が多いことを実感するので、そういった方のサポートをしていきたいと思います。

私は「法政大学キャリアデザイン学部」に合格したことが人生で一番嬉しかったです。たくさんのことを学び、そして出会いました。4年間で学んだことをこれからもたくさんの方に還元していきたいです。