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卒業生を知ろう

活躍する卒業生Vol.21 丸島 拓郎 さん(日本航空株式会社)

丸島 拓郎 さんプロフィール

2016年度法学部政治学科卒業
日本航空株式会社

「常に悔しい想いを繰り返してきた」と自らの⼤学時代を振り返りますが、
今では、中途半端に良い想いをしてこなくてよかったとも思います。

大学ではラクロス部に入部をして、4年次には主将を務めました。
100人を超える部員の中で、2年生から試合に出してもらい、「関東選抜」や「年代別強化指定選手」にも選出頂きましたが、圧倒的に実力が足りない悔しさを常に感じ、苦い経験を重ねてきました。

また、主将としても「強いチーム」を作れませんでした。
周囲の声を気にして、⾃分の軸を貫ききれず、「⼀貫性をもって、⾃分の意志に仲間を巻き込む」という理想のリーダーとはかけ離れた自分に、⼈⽣で⼀番悩んだ時期でした。
そんな学⽣時代の苦い経験を踏まえ、社会⼈では「自分が誇れる自分でい続けること」を誓い日本航空へ入社しました。
そして、ラクロスで⾃分に⾜りなかった「明確な意志」を磨き、「自分の弱さと向き合い克服すること」と「社会への恩返し」を目標にしました。

【写真】学生時代に活動していたラクロス部

現在は、日本航空のIT推進企画部で働いています。JALの国内線Webサイトの開発が担当業務ですが、それ以外にも自発的な活動も行っています。
一例では、W-PITという社内ベンチャー組織に所属をして、株式会社Criacaoとの共創を目指しながら、社内外の「変化の機転」となるプロジェクトを⼿掛け、実施してきました。
プロジェクトの紹介記事はこちら

具体的には「学生の挑戦を応援する」ことを目的として、「アスリート選手」や「パイロット」等の弊社社員と「学生」の座談会を開催しております。
航空会社は多職種の⼈財で成り⽴っており、パイロットやCAの中には⼦どものころからの夢を叶えて現職に就く方も多いです。
そこで、子供の頃からの夢を叶えた社員やアスリートと、私のように部活動では悔しい想いをしたが、その過程で学んだことを糧にして、次のステージで新しい⽬標に向かっている社員それぞれが、学生時代の経験などを交えながら学生の皆さんとお話しする場を設けています。
よくある大人の自慢話や、価値観の押し付けには絶対にしないように心掛けおり、この活動を通じて、「とにかく⽬の前の部活や勉強を頑張ってみよう」「仮に失敗しても、次につながる糧となる」と思ってもらえるきっかけになればと思っています。

【写真】中学生にオンライン授業を実施。NHKニュースでも放送されました

今後も、新型コロナウィルスの影響もあり修学旅⾏に⾏けなくなった学⽣や、地⽅に在住する学⽣にとって何か⼀つでも「自分らしさ」を見つける「きっかけ」を与えられるようなイベントを続けていきたいと思っています。
そのためにも、⾃分⾃⾝が学⽣時代の経験を糧に「挑戦」し続けて「新たな価値を創造」していきたいと考えています。
そして最後に、大切な友人、お世話になった方や家族に対して、しっかり恩を返していけるような人間を目指していきたいと思っております。