活躍する卒業生Vol.20 本澤 克幸 さん（クラシエ薬品株式会社）

私の大学時代は人間関係にとても恵まれていたなと思います。
そのおかげで私は、ほかの学生と同じように研究活動やアルバイトなどを途中で投げ出すことなくできたのかなと思います。

研究活動について振り返ってみると、私自身誰かに話せるような立派な学生とは言えなかったなと思います。それでも今の自分があるのは同じ研究室の先輩、後輩や同期、そして指導教員の方にいろいろと助けてもらったからだと思っています。
そんな研究室での活動の中で、私はいろいろなことを経験させていただきました。中でも、自分よりも知識が豊富なたくさんの人を前に学会発表をしたことや、企業の方の協力を得て研究活動ができたことはとても貴重な経験だったと思います。

現在の私は大学院で勉強したこととはまったく関係のない、製薬企業の営業の仕事に就いています。私がこの進路を選んだのは、高校生の時に薬剤師にあこがれて薬学部を志望していたこともあり、就職のタイミングでもう一度チャレンジしてみようと思ったからです。
主な業務は医師や薬剤師の先生に自社の医薬品を紹介することです。そうした業務の中で、学会発表などを通して培ったプレゼンテーション技術は非常に自分の助けになっています。
業務の性質上どうしても生命に関わってくることを意識することが多々あります。ですが、そうした中で自分の紹介した薬を使って良くなった人がいるという話を聞くこともあり、それが今の自分のやりがいになっています。
今後はもっと知識を身につけてたくさんの人の役に立てるようになることが目標です。

在学生の皆様が自分のやりたいことができる道に進めるよう応援しております。機会があればどこかでお会いできることを楽しみにしています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。